taro.tsuruga@webinar-c-lab.com/ 7月 20, 2018/ 未分類/ 0 comments

久しぶりにウクレレを手にした。

グアムに住んでいた頃、南国という雰囲気に飲まれてなんとなくはじめたウクレレ。

ちょっと練習したのですが、上手くなる前に娘が生まれたり日本に帰国したりと、気づけばすっかり手にすることはなくなっていました。

ところが今日、娘が家でいきなり一人カラオケ状態で「ありがとうの歌」なるものを振り付けで熱唱していて、気づけばいきなり僕にマイク(ティッシュを丸めたもの)トス。その歌は全然知らなかったのですが、突如好きで昔ウクレレで練習した曲を思い出しました。
それが井上陽水さんと奥田民生さんの「ありがとう」。

僕はあわてて部屋に戻り、クローゼットの奥にしまってあったウクレレとタブ譜を取り出し、おもむろにウクレレを鳴らし始めました。もとより練習したことがあるというだけで、上手く弾けるようになったことのない曲、ましてや数年のブランクの後ですから、まあひどいものです。

それでも久しぶりにウクレレをもった楽しさで、気づけば娘放ったらかしで昔チャレンジしたことのある曲を色々とジャカジャカ鳴らしていました。

その中に一曲、娘が生まれる前に将来息子が生まれたら是非弾き語りをしたいと思っていた曲がありました。

妻の妊娠中にちょっと練習したのですが生まれてきたのは娘ということもあり、育児に忙殺されその曲どころかウクレレ自体もすっかり手にしなくなっていたのでマスターせず終いでした(はたしてマスターした曲は一曲でもあったのだろうか)。
僕が下手くそなウクレレをジャカジャカ鳴らしているとリズム感の悪さに気持ち悪くなってしまう妻がいなかったことをいいことに、僕は久しぶりに好き勝手に歌いながらその曲を練習しはじめました。

もし息子がいたら3歳くらいのときに歌ってあげたかったのかなぁ、となんとなく考えながら熱唱していると、娘が急に僕に話しかけはじめました。

僕は「調子が出てきたのになぁ」と思いながらも弦をならす手を止めると娘は「保育園」とか「いじめ」とか言っています。あわててきちんと娘のいうことに集中してみると、

「保育園の友だちはね、いじめられると、すぐに先生に言いつけにいっちゃうんだ。ちゃんといじめっこに言えばいいのにね」

とのこと。

どうやら僕が歌っていた歌にある「いじめっこには言ってやりな、そればっかりはやってられないよ、君たちも大人になりな」という歌詞に反応したらしい。

僕はすぐに娘に「(キミは)先生には言わないで、ちゃんといじめた子にやめてっていうの?」とたずねました。

すると娘は「うん。たまたま(←ときどきという意味)先生に言っちゃうこともあるけどね」と少しだけはにかみながら回答。

僕が感心していると「(わたしのことを)いじめてくる友だちはほとんどいないけどね」と誰にいうともなくクールに言い放ち、また黙々と自分の遊び世界へと戻っていきました。

こりゃもう半人前どころじゃないな。

すっかり一人前になった娘にこころ打たれながら、半人前にさえはるか至っていない下手くそな技量で、僕は思いっきりこころを込めて奥田民生の「息子」を娘に歌い続けました。

 

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