マーク・ザッカーバーグ 2017年ハーバード卒業式スピーチ 日本語訳

taro.tsuruga@webinar-c-lab.com/ 2月 23, 2018/ AI時代, Facebook, いいね!, ビジネスモデル, フェイスブック, マインドセット, 未分類/ 0 comments

 

【日本語訳(訳者:鶴賀太郎)】

今日は「目的」についてのお話をしたいと思います。といっても「人生の目的を見つけていきましょう」なんていうありふれた卒業式の訓示をするわけではないですよ。僕たちはミレニアル世代です。そんなことは本能的にやっちゃっています。その代わりに僕は、君たちが自分の人生の目的をみつけるだけじゃ足りないということを言いに来ました。僕たちの世代にとっては誰もが「目的感覚」を持っているような世界を作り出すことがチャレンジなんです。

僕が大好きな話に、ケネディー大統領がNASA宇宙センターを訪ねたときのものがあります。ケネディー大統領が箒を持っている管理人をみつけて、何をしているんですか?って尋ねたんですね。するとその管理人は「大統領、私は月に人を送るお手伝いをしているんです」と言ったというんです。

目的というのは、私たちが私たち自身よりも大きな何かの一部であって、自分が必要とされている、より好い未来のために取り組んでいるんだという感覚のことを言うんです。

皆さんは、このことが特に重要な時代に卒業をするんです。私たちの両親世代が卒業したときは、目的というものは確実に仕事、教会、そしてコミュニティーから来ていました。でも今はテクノロジーやオートメーションがたくさんの仕事を奪っていく時代です。コミュニティーに帰属することも少なくなってきています。多くの人はつながりを失って、抑うつ状態になり、空虚感を埋めようとしています。

僕は世界中を飛び回る中で、少年院にいる子どもやモルヒネ中毒の子どもたちと膝を突き合わせ、彼らがもし打ち込める何かがあったり、放課後の課外活動や居場所があったら、人生は違うものになっていたかも知れなかったということを口にするのを聞いています。仕事がなくなってしまって、それがもう戻ることがないとわかっていて、新しい場所を探している工場労働者たちに会ってきています。

私たちの社会が前に進み続けるために、僕たちには世代的なチャレンジがあるのです。それは新しい雇用を作り出すということだけではなく、新しい目的感覚を作り出すというものです。

僕がハーバードのカークランドハウス寮の小さな部屋でフェイスブックを始めた夜のことを覚えています。僕はノッチの部屋に友だちのKXと一緒にいきました。僕はハーバード内のコミュニティーをつなげることができることに興奮しているけど、いつの日か誰かが全世界をつなげることになるよと話したのを覚えています。

そのとき、その誰かが僕ら自身になろうとは夢々思いもしませんでした。僕らはただの大学生でした。世界をつなげることについてなんて、何も知りませんでした。世の中にはたくさんのリソースを持ったテクノロジーの会社がたくさんありました。僕はそうした会社の一つが世界をつなげるのだと思っていたんです。でもただ一つはっきりとわかっていたことがありました。それはすべての人々はつながりたがっているということでした。だから来る日も来る日も、ひたすら前に進み続けたのです。

ここにいるみんなも同じような物語がたくさんあるでしょう?世の中間違いなくこういう方向に変わっていくな、絶対に誰かがそのように変えていくなというような感覚が。でも君たちが思っている人たちは世の中を変えていかないんです。変えるのは他ならぬ君たちです。

でも自分自身が目的を持つだけでは十分とは言えません。君たちは他の人の目的感覚も創り出さないといけないんです。

僕はそのことを遠回りして知りました。僕は会社を作り上げようなんて思ったことはなかったんです。世の中にインパクトを与えたかっただけなんです。そして多くの人が仲間になっていったのは、その人たちも同じような思いなんだろうなと思っていました。だから僕はに何を築き上げたいか説明したことがありませんでした。

数年でいくつかの大企業が僕達の会社を買収したいといってきました。僕は売りたくありませんでした。もっと多くの人を絆げられるのかを見届けて見たかったんです。ちょうど最初のニューズフィードを作っていたときでした。そしてそれさえローンチしたら、世の中についてどう学んでいくのかが劇的に変わりうると思っていました。

他の人はほとんどみんな売りたがっていました。高次の目的感覚がない人にとっては、起業家としての夢が叶うような思いだったのでしょう。僕たちの会社は引き裂かれました。ある激しい議論の後、あるアドバイザーが僕に、もしここで会社を売らなかったら一生後悔することになるぞ、と言いました。人間関係はズタボロになって、一年かそこらでマネジメントチームの他の人は一人残らず去っていってしまいました。

フェイスブックを率いてきて最もつらい時期でした。僕は自分のやっていることを信じていましたが、とても孤独でした。そしてそれは自業自得でした。ひょっとしたら自分が間違っている偽物で、世界の仕組みがわからない22歳のガキなんじゃないかとも思い悩みました。

でもあれから年月を経た今、僕は理解しています。高次の目的感覚がないとものごとがどうなってしまうかということを。高次の目的感覚を創り出して、みんなで前進することを続けるかどうかは僕たち次第です。

今日は、すべての人が目的感覚を持つことができる世界を創り出すための3つの方法についてお話をしたいと思います。:みんなで意義深い大きなプロジェクトに取り組むこと、すべての人が目的を希求できる自由を手にできるよう平等というものを再定義すること、そして世界にまたがるコミュニティーを作ることという3つの方法です。

第1が、意義深い大きなプロジェクトに取り組もうということです。

僕らの世代は、数千万もの職が自動運転の自動車やトラックといった自動化にとって替われるという事態に向き合っていかなくてはいけません。でも力を合わせればそれ以上のことができるポテンシャルがあります。

世代ごとの決定的な事業というものがあります。人を月に送り込むために30万人以上の人が働きました。もちろん例の管理人もそのうちの一人です。何百万人ものボランティアの方が世界中でポリオ撲滅のために子どもにワクチンを与えました。何百万人もの人がフーバーダムの建設に携わり、他の大きな事業に携わってきました。

こうした計画は人々に仕事をする目的を与えてきただけでなく、自分たちは偉大なことができるんだ、という自信を国全体に与えてくれました。

今こそ僕らが偉大なことをする番です。そう言われるとこう思うんじゃないですか?ダムの建て方なんて知らないし、何かに100万人巻き込む方法なんてわからないよ、って。

ここで秘密を教えましょう。始めたときは誰もそんなことわかっていないんです。アイディアというものは完璧な形では降りてこないんです。前に進んでいくにつれ次第にはっきりしてくるんです。だからとにかく始めることが大切なんです。

もし始めるときに人びとをつなげるということがどういうことかを全て理解していないといけなかったとしたら、僕はファイスブックを始められることはなかったでしょう。

この点に関しては映画とかポッポカルチャーは完全に間違っているんですよ。すべてがわかるひらめきの瞬間があるという考えは危険な間違いです。そんな瞬間が訪れてこないから僕たちは自分のことをダメなんだと思ってしまうんです。だからせっかくいいアイディアの種を持っている人が一歩前に踏み出さないんです。そうそう、あと映画がイノベーションについて間違っていることがもう一つあります。誰も突然窓に数式を書き出したりしませんから。ありえねー。

理想を掲げるのはいいことです。でも人びとから誤解されるという覚悟はしておいてください。大きなビジョンに向かっている人は、狂ってるって言われます。たとえ結果的にそれが正しいことであってもです。なにか複雑な問題に取り組んでいる人は、きちんとチャレンジを理解していないと責められます。たとえ事前にすべてを知ることなんて不可能であるとしても。イニシアチブをとって物事をすすめる人は、やり方が性急すぎると非難されます。あなたの足を引っ張ろうとする人たちはいるんです。

僕たちの社会では、僕たちは間違いを犯すのが怖いがばかりに、そのままにしておいたらいつまでも悪い状態のままでいるものを無視して大きなことに取り組まないことがあります。現実問題、何をやろうと将来問題は生じます。でもそれだからといって一歩を踏み出さないわけにはいかないんです。

じゃあ一体僕たちは何を待っているんでしょう?今こそが僕らの世代のみんなのための事業に動き出すべきときです。

たとえば地球環境が破壊されてしまう前に温暖化を止めて何百万にの人にソーラーパネル事業の製造や取付の雇用を創り出すというのはどうでしょう?

たとえば病気を全部治してあげて、健康データの追跡調査をして、その人のゲノムデータを利用するというボランティアを募るというのはどうでしょう?現在僕たちは、そもそも人が病気にならないような方法を見つけるのの50倍のコストを治療費にかけています。まったくナンセンスです。この状況は改善できます。

たとえば民主主義の現代化をして、すべての人がオンラインで投票できるようにするというのはどうでしょう?そして教育をパーソナライズするのはどうでしょう?

 

こうした事業はもう射程圏内にあります。これらのことをすべての人が社会において役割を持つことができるような形で達成しましょう。進歩のためだけでなく、目的を創り出すために大きなことをしましょう。

意義深い大きなプロジェクトに取り組みことは、人びとに目的感覚を持ってもらうためにできる最初のことだということです。

第2のことは、すべての人が目的を希求できる自由を手にできるよう平等というものを再定義することです。

僕たちの親世代の多くは、キャリアを通じて安定した仕事に就いていたと思います。でも今僕たちはみんな起業家(アントレプレナー)です。たとえそれがプロジェクトを始めるという形であっても、役割を見つけるという形であっても。そしてそれは素晴らしいことですよね。起業家精神が旺盛なカルチャーによって僕たちは大きく前進してきました。

今日、起業家カルチャーは新しいアイディアにどんどん挑戦できるときに育っていきます。フェイスブックは僕がはじめて作ったものではありません。ゲームも作ったし、チャットシステムも作ったし、学習ツールも音楽プレイヤーも作りました。僕だけではありません。JKローリングは『ハリー・ポッター』を出版する前に12回断られています。ビヨンセでさえ『Halo』にいたるまで何百曲もつくる必要がありました。最も医大な成功は、失敗する自由が許されて初めて出てくるのです。

でも今日、僕たちはみんなにとっていいことではない貧富の格差に面しています。もし自分のアイディアを歴史的な企業に仕立てる自由がなければ、僕たちはみな負けてしまいます。今日の社会はあまりにも成功をもてはやして、人びとが十分に気安くたくさんの失敗できるようになっていません。

その現実と向き合いましょう。僕がここを出てから10年で何十億ドルものお金を作り出せた他方で、何百万人もの学生が自分のビジネスを始めることはおろか、学生ローンの支払いさえできないという状況があるなんて、この国のシステムがどこか間違っています。

考えてみてください。僕はこれまで何人もの起業家に会ってきましたが、十分に稼げないだろうからという理由で事業をあきらめた人を一人も知りません。でも失敗したときに緩衝してくれるクッションがなかったから夢を追いかけなかった人ならたくさん知っています。

いいアイディアがあったり、猛烈に働いたりしただけで成功をすることはできないということは僕たちはみんな知ってます。僕達が成功するのにラッキーであることも必要です。もし僕が家族が育つ支援をする必要があって、コードを書く時間がなかったとしたら、もしフェイスブックがうまくいかなくても大丈夫だということを知らないでいたら、今日僕はここに立っていることもなかったでしょう。もし僕らが正直なら、僕たちがどれだけ運に恵まれていたかはわかるでしょう。

どの世代も世代ごとの平等の概念を拡張させてきました。前の世代は投票権と市民の権利のために戦いました。彼らにはニューディール政策があり、偉大な社会制作がありました。今こそ僕たちは僕たちの世代の新しい社会契約を決めるときです。

僕たちはGDPのような経済的指標だけで進歩を測るのではなく、どれだけの人が意義ある役割があるのかで測るような社会にしなければいけません。

僕たちはベーシック・インカムのようなアイディアをどんどん出して、誰もが新しいことに挑戦できるためのクッションを提供しなくてはいけません。

僕らの世代は何度も仕事を変えるだろうから、仕事しやすいように手頃な値段の保育機関と一つの会社に紐付けされていない保険制度が必要です。

僕らは誰も間違いを犯すのだから、あまり強く失敗の烙印を押し付けたり締め上げたりしない社会が必要です。

そしてテクノロジーは変わり続けるので、生涯に渡る教育にもっと力を置かなければいけません。

あと誰もが目的を希求する自由を手にするのにはお金がかかります。僕みたいな人がお金を出さなくてはいけません。君たちの多くも成功するだろうから出さなくちゃいけません。

だから僕と(妻の)プリセラはチャン・ザッカーバーグ・イニシアチブを始めて、自分たちの財産を機会の平等に役立てようとしています。これらこそが僕ら世代のバリューです。僕たちにとってこれをやるかどうかは問題ではありません。問題は単にいつやるかということです。

ミレニアル世代は歴史上最もチャリティーに熱心な世代です。一年でアメリカのミレニアルの4分の3が募金をしており、10人中7人がチャリティー目的でファンドレイジングをしています。

でもお金の問題だけじゃありません。時間を提供することだってできるんです。週に1,2時間時間を提供すれば、街がない苦それは誰かが自分たちの力を発揮するのに大きな手助けになります。

そんな時間ないよというかも知れません。僕もかつてはそうでした。プリシラはハーバードを卒業した後教師になりました。そしてその前に彼女は僕と教育活動をしました。彼女は僕に生徒を教えなくちゃいけないといいました。僕は「僕はさ、忙しいんだよ。この会社だって経営しなくちゃいけないんだし」と文句を言いました。でも彼女は絶対に教えなくちゃだめだというので、僕は地元のボーイズ・アンド・ガールズ・クラブ(様々な問題を抱える子どもたちに教育機会を提供する団体)で、中学生向けに起業に関するプログラムを教えました。

僕は彼らに製品開発とマーケティングのことを教え、彼らは僕に人種差別されたり、家族が刑務所にいるのはどういう気分なのかを教えてくれました。僕は学生時代の話を彼らにしてあげ、彼らはいつの日か大学にいけるようになりたいという希望を話してくれました。

もう5年間、そうした子どもたちと毎月ディナーをしています。その中の一人が僕とプリシラに最初のベビーシャワーを投げてくれました。そして来年彼らは大学にいきます。全員がいきます。彼らの家族の中で初めての大学進学者になります。

僕たちは誰でも誰かを手助けをするために時間を作ることはできます。誰もが目的を希求できる自由が得られるようにしましょう。そうすることが正しいことだからするのではなく、もしもっと多くの人が自分の夢を何か大きなものに変えることができたら、それは僕たちみんなにとっていいことだからです。

目的は仕事からだけ得られるものではありません。僕たちがみんなに目的感覚を創り出すようにすることができる3つ目の方法は、コミュニティーを作ることです。そして僕ら世代が「みんな」というときは、それは世界中のみんなという意味です。

ちょっと手を挙げてみて欲しいんだけど、この中で他の国から来てる人いる?次に他の国から来ている人と友だちの人も手を挙げて。ほらきた。僕らはつながって育っているんだよ。

世界中のミレニアル世代に聞いた調査によると、自分たちのアイデンティティーと聞かれて最も多かった答えは国籍でも宗教でも人種でもなく、「世界の市民」というものでした。すごいよね。

「僕たちのひとり」というときの輪が、世代を経るごとにどんどん大きくなってきています。僕らにとって、それはもう全世界を包むものです。

人類史における偉大なる同心円はかつてないほど大きなものになっていっていますー種族から都市へ、都市から国家へとーそして自分たちでは成し得ないことを達成するのです。

僕たちの最大のチャンスは今やグローバルです。僕たちは貧困や病気を終わらせる世代になれます。僕たちは最大の挑戦には世界的な応答が必要なのもわかっています。地球温暖化や感染症の広がりに単独で立ち向かえる国なんてありません。進歩したことによって、私たちは単に都市や国家としてでなく、グローバルのコミュニティーとして手を取り合うことを求めているのです。

でも今は不確実な時代です。世界中でグローバリゼーションから取り残された人たちがいます。でも足元での生活がきちんと満足のいくものでなければ、他の場所にいる人の助けをしてあげるのはこんなんです。内向きに圧力がかかってしまいます。

これはこの時代に苦労していることです。自由、開放、そしてグローバルコミュニティーという考えに対する独裁政治、孤立主義、そしてナショナリズム。知識や交易や移民の流れに対して、それらを遅めようとする力。これは国同士の戦いではなく、イデアの戦いです。どこの国にも世界中とつながるいい人たちとそれに反対する人たちがいます。

これは国連で決められる問題でもありません。僕たちの多くが目的感覚を持って、自分の人生に安定感を感じられたときに、ローカルレベルで始まり、そして他のみんなのことを気にかけるようになるのです。これをするには今すぐローカルコミュニティーを作ることです。

僕たちはみな自分たちのコミュニティーから意義を得ています。そのコミュニティーが家庭であれ、スポーツのチームであれ、教会であれ、音楽のグループであれ、それらは僕らはより大きな何かの一部であるという感覚を与えてくれます。僕たちは一人じゃないんだという感覚を与えてくれます。その感覚が僕らに地平を広げていく力を与えてくれるのです。

だからこの数十年間、あらゆるグループのメンバーの人数が四分の一減少しつづけていることは大きな問題なのです。多くの人たちが他の別の場所で目的を探さなくてはいけないのです。

But I know we can rebuild our communities and start new ones because many of you already are.

だけど僕は僕たちが今あるコミュニティーを再建し、新しいコミュニティーを始めることを知っています。なぜなら君たちの多くがそれを始めているからです。

僕は今日卒業するAgnes Igoyeに会いました。Agnes、どこにいる?彼女は子供時代ウガンダの紛争自体を案内しながら過ごしました。そして今彼女はコミュニティーを安全に保つために何千人もの警察官の訓練をしています。

今日卒業するKayla Oakley と Niha Jainにも会いました。立ち上がって。KaylaとNihaは自分たちのコミュニティーで病気に苦しんでいる人をつなげるNPOを始めました。

 

今日ケネディースクールを卒業するDavid Razu Aznarに会いました。David、立って。彼は元市会議員で、メキシコシティーをラテンアメリカで初めて結婚の平等を実現させた市にする戦いに勝ちました。サンフランシスコよりも前にです。

これは僕自身の物語りでもあります。大学の寮の部屋でコミュニティーを一つずつつなげていって、それを続けて僕たちは世界をつなげることができました。

変化はローカルで始まります。グローバルの変化でさえ、僕たちみたいな人たちの手によって小さく始まるのです。僕たちの世代では、もっとつながらなくちゃとか大きなチャンスをものにしなくちゃというための努力はこう変わるのです。コミュニティーを作り能力とすべての人が目的感覚を持っている世界を創り上げる能力に。

2017年の卒業生のみんな、君たちは目的を必要としている世界へと卒業しようとしているんです。それを創れるかは君たち次第です。

ひょっとしたら、そんなこと自分にできるのかなと思っているかも知れません?

先ほどボーイズ・アンド・ガールズ・クラブでクラスを教えている話をしたのを覚えているでしょうか?ある日、授業の後に彼らに大学について話をしていたら、一番優秀な生徒の一人が手を挙げて、大学にいけるかどうかわからないといいました。なぜなら彼は不法滞在者だったのです。大学が受け入れてくれるかわからないといったのです。

去年、彼の誕生日に朝ごはんに連れ出しました。何かプレゼントをあげたかったので聞きました。そうしたら彼は苦労している生徒たちの話をしだし「うーん、社会正義に関する本がもらえたらうれしいかな」と言うんです。

頭を吹き飛ばされるような想いでした。彼はありとあらゆる意味でシニカルになっていてもおかしくない若者です。彼が唯一知っている母国と呼ぶ国が、彼に大学に行くという夢を断たせるかもしれないのです。でも彼は被害者意識は持ちませんでした。それどころか自分のことを考えていませんでした。彼にはより大きな目的感覚があり、人びとを彼と一緒に連れて行こうとしているのです。

彼をリスクに晒したくないから今ここで彼の名前を挙げられないのは、今日僕たちがおかれている状況を物語っていると思います。でも将来がどうなってしまうかわからない高校3年生が世界を前に動かすために自分の役割をはたすことができるんです。それなのに僕らが自分たちの役割を担わないのは嘘です。

君たちがこの門を出て行く前にもう一つだけ。今日はメモリアル教会の前に座っていることもあって”Mi Shebeirach”というお祈りが思い起こされます。僕は何か困難に直面したときいつも口にしますし、娘をベッドに入れる時彼女の将来のことを考えながら歌うものです。それはこういう節です。

“私たちのことを祝福してくれる力の源よ、私たちが自分の人生を祝福に満ちたものにするために”勇気を見つけ出す”ことを手伝い賜え”

君たちが自分の人生を祝福に満ちたものにする勇気を見つけられることを祈ってます。

2017年卒業生のみんな、卒業おめでとう!社会でのみんなの活躍を祈ってるよ!

 

【原文書き起こし】

Today I want to talk about purpose. But I’m not here to give you the standard commencement about finding your purpose. We’re millennials. We’ll try to do that instinctively. Instead, I’m here to tell you finding your purpose isn’t enough. The challenge for our generation is creating a world where everyone has a sense of purpose.

One of my favorite stories is when John F Kennedy visited the NASA space center, he saw a janitor carrying a broom and he walked over and asked what he was doing. The janitor responded: “Mr. President, I’m helping put a man on the moon”.

Purpose is that sense that we are part of something bigger than ourselves, that we are needed, that we have something better ahead to work for. Purpose is what creates true happiness.

You’re graduating at a time when this is especially important. When our parents graduated, purpose reliably came from your job, your church, your community. But today, technology and automation are eliminating many jobs. Membership in communities is declining. Many people feel disconnected and depressed, and are trying to fill a void.

As I’ve traveled around, I’ve sat with children in juvenile detention and opioid addicts, who told me their lives could have turned out differently if they just had something to do, an after school program or somewhere to go. I’ve met factory workers who know their old jobs aren’t coming back and are trying to find their place.

To keep our society moving forward, we have a generational challenge — to not only create new jobs, but create a renewed sense of purpose.

I remember the night I launched Facebook from my little dorm in Kirkland House. I went to Noch’s with my friend KX. I remember telling him I was excited to connect the Harvard community, but one day someone would connect the whole world.

The thing is, it never even occurred to me that someone might be us. We were just college kids. We didn’t know anything about that. There were all these big technology companies with resources. I just assumed one of them would do it. But this idea was so clear to us — that all people want to connect. So we just kept moving forward, day by day.

I know a lot of you will have your own stories just like this. A change in the world that seems so clear you’re sure someone else will do it. But they won’t. You will.

But it’s not enough to have purpose yourself. You have to create a sense of purpose for others.

I found that out the hard way. You see, my hope was never to build a company, but to make an impact. And as all these people started joining us, I just assumed that’s what they cared about too, so I never explained what I hoped we’d build.

A couple years in, some big companies wanted to buy us. I didn’t want to sell. I wanted to see if we could connect more people. We were building the first News Feed, and I thought if we could just launch this, it could change how we learn about the world.

Nearly everyone else wanted to sell. Without a sense of higher purpose, this was the startup dream come true. It tore our company apart. After one tense argument, an advisor told me if I didn’t agree to sell, I would regret the decision for the rest of my life. Relationships were so frayed that within a year or so every single person on the management team was gone.

That was my hardest time leading Facebook. I believed in what we were doing, but I felt alone. And worse, it was my fault. I wondered if I was just wrong, an imposter, a 22 year-old kid who had no idea how the world worked.

Now, years later, I understand that *is* how things work with no sense of higher purpose. It’s up to us to create it so we can all keep moving forward together.

Today I want to talk about three ways to create a world where everyone has a sense of purpose: by taking on big meaningful projects together, by redefining equality so everyone has the freedom to pursue purpose, and by building community across the world.

First, let’s take on big meaningful projects.

Our generation will have to deal with tens of millions of jobs replaced by automation like self-driving cars and trucks. But we have the potential to do so much more together.

Every generation has its defining works. More than 300,000 people worked to put a man on the moon – including that janitor. Millions of volunteers immunized children around the world against polio. Millions of more people built the Hoover dam and other great projects.

These projects didn’t just provide purpose for the people doing those jobs, they gave our whole country a sense of pride that we could do great things.

Now it’s our turn to do great things. I know, you’re probably thinking: I don’t know how to build a dam, or get a million people involved in anything.

But let me tell you a secret: no one does when they begin. Ideas don’t come out fully formed. They only become clear as you work on them. You just have to get started.

If I had to understand everything about connecting people before I began, I never would have started Facebook.

Movies and pop culture get this all wrong. The idea of a single eureka moment is a dangerous lie. It makes us feel inadequate since we haven’t had ours. It prevents people with seeds of good ideas from getting started. Oh, you know what else movies get wrong about innovation? No one writes math formulas on glass. That’s not a thing.

It’s good to be idealistic. But be prepared to be misunderstood. Anyone working on a big vision will get called crazy, even if you end up right. Anyone working on a complex problem will get blamed for not fully understanding the challenge, even though it’s impossible to know everything upfront. Anyone taking initiative will get criticized for moving too fast, because there’s always someone who wants to slow you down.

In our society, we often don’t do big things because we’re so afraid of making mistakes that we ignore all the things wrong today if we do nothing. The reality is, anything we do will have issues in the future. But that can’t keep us from starting.

So what are we waiting for? It’s time for our generation-defining public works. How about stopping climate change before we destroy the planet and getting millions of people involved manufacturing and installing solar panels? How about curing all diseases and asking volunteers to track their health data and share their genomes? Today we spend 50x more treating people who are sick than we spend finding cures so people don’t get sick in the first place. That makes no sense. We can fix this. How about modernizing democracy so everyone can vote online, and personalizing education so everyone can learn?

These achievements are within our reach. Let’s do them all in a way that gives everyone in our society a role. Let’s do big things, not only to create progress, but to create purpose.

So taking on big meaningful projects is the first thing we can do to create a world where everyone has a sense of purpose.

The second is redefining equality to give everyone the freedom they need to pursue purpose.

Many of our parents had stable jobs throughout their careers. Now we’re all entrepreneurial, whether we’re starting projects or finding or role. And that’s great. Our culture of entrepreneurship is how we create so much progress.

Now, an entrepreneurial culture thrives when it’s easy to try lots of new ideas. Facebook wasn’t the first thing I built. I also built games, chat systems, study tools and music players. I’m not alone. JK Rowling got rejected 12 times before publishing Harry Potter. Even Beyonce had to make hundreds of songs to get Halo. The greatest successes come from having the freedom to fail.

But today, we have a level of wealth inequality that hurts everyone. When you don’t have the freedom to take your idea and turn it into a historic enterprise, we all lose. Right now our society is way over-indexed on rewarding success and we don’t do nearly enough to make it easy for everyone to take lots of shots.

Let’s face it. There is something wrong with our system when I can leave here and make billions of dollars in 10 years while millions of students can’t afford to pay off their loans, let alone start a business.

Look, I know a lot of entrepreneurs, and I don’t know a single person who gave up on starting a business because they might not make enough money. But I know lots of people who haven’t pursued dreams because they didn’t have a cushion to fall back on if they failed.

We all know we don’t succeed just by having a good idea or working hard. We succeed by being lucky too. If I had to support my family growing up instead of having time to code, if I didn’t know I’d be fine if Facebook didn’t work out, I wouldn’t be standing here today. If we’re honest, we all know how much luck we’ve had.

Every generation expands its definition of equality. Previous generations fought for the vote and civil rights. They had the New Deal and Great Society. Now it’s our time to define a new social contract for our generation.

We should have a society that measures progress not just by economic metrics like GDP, but by how many of us have a role we find meaningful. We should explore ideas like universal basic income to give everyone a cushion to try new things. We’re going to change jobs many times, so we need affordable childcare to get to work and healthcare that aren’t tied to one company. We’re all going to make mistakes, so we need a society that focuses less on locking us up or stigmatizing us. And as technology keeps changing, we need to focus more on continuous education throughout our lives.

And yes, giving everyone the freedom to pursue purpose isn’t free. People like me should pay for it. Many of you will do well and you should too.

That’s why Priscilla and I started the Chan Zuckerberg Initiative and committed our wealth to promoting equal opportunity. These are the values of our generation. It was never a question of if we were going to do this. The only question was when.

Millennials are already one of the most charitable generations in history. In one year, three of four US millennials made a donation and seven out of ten raised money for charity.

But it’s not just about money. You can also give time. I promise you, if you take an hour or two a week — that’s all it takes to give someone a hand, to help them reach their potential.

Maybe you think that’s too much time. I used to. When Priscilla graduated from Harvard she became a teacher, and before she’d do education work with me, she told me I needed to teach a class. I complained: “Well, I’m kind of busy. I’m running this company.” But she insisted, so I taught a middle school program on entrepreneurship at the local Boys and Girls Club.

I taught them lessons on product development and marketing, and they taught me what it’s like feeling targeted for your race and having a family member in prison. I shared stories from my time in school, and they shared their hope of one day going to college too. For five years now, I’ve been having dinner with those kids every month. One of them threw me and Priscilla our first baby shower. And next year they’re going to college. Every one of them. First in their families.

We can all make time to give someone a hand. Let’s give everyone the freedom to pursue their purpose — not only because it’s the right thing to do, but because when more people can turn their dreams into something great, we’re all better for it.

Purpose doesn’t only come from work. The third way we can create a sense of purpose for everyone is by building community. And when our generation says “everyone”, we mean everyone in the world.

Quick show of hands: how many of you are from another country? Now, how many of you are friends with one of these folks? Now we’re talking. We have grown up connected.

In a survey asking millennials around the world what defines our identity, the most popular answer wasn’t nationality, religion or ethnicity, it was “citizen of the world”. That’s a big deal.

Every generation expands the circle of people we consider “one of us”. For us, it now encompasses the entire world.

We understand the great arc of human history bends towards people coming together in ever greater numbers — from tribes to cities to nations — to achieve things we couldn’t on our own.

We get that our greatest opportunities are now global — we can be the generation that ends poverty, that ends disease. We get that our greatest challenges need global responses too — no country can fight climate change alone or prevent pandemics. Progress now requires coming together not just as cities or nations, but also as a global community.

But we live in an unstable time. There are people left behind by globalization across the world. It’s hard to care about people in other places if we don’t feel good about our lives here at home. There’s pressure to turn inwards.

This is the struggle of our time. The forces of freedom, openness and global community against the forces of authoritarianism, isolationism and nationalism. Forces for the flow of knowledge, trade and immigration against those who would slow them down. This is not a battle of nations, it’s a battle of ideas. There are people in every country for global connection and good people against it.

This isn’t going to be decided at the UN either. It’s going to happen at the local level, when enough of us feel a sense of purpose and stability in our own lives that we can open up and start caring about everyone. The best way to do that is to start building local communities right now.

We all get meaning from our communities. Whether our communities are houses or sports teams, churches or music groups, they give us that sense we are part of something bigger, that we are not alone; they give us the strength to expand our horizons.

That’s why it’s so striking that for decades, membership in all kinds of groups has declined as much as one-quarter. That’s a lot of people who now need to find purpose somewhere else.

But I know we can rebuild our communities and start new ones because many of you already are.

I met Agnes Igoye, who’s graduating today. Where are you, Agnes? She spent her childhood navigating conflict zones in Uganda, and now she trains thousands of law enforcement officers to keep communities safe.

I met Kayla Oakley and Niha Jain, graduating today, too. Stand up. Kayla and Niha started a non-profit that connects people suffering from illnesses with people in their communities willing to help.

I met David Razu Aznar, graduating from the Kennedy School today. David, stand up. He’s a former city councilor who successfully led the battle to make Mexico City the first Latin American city to pass marriage equality — even before San Francisco.

This is my story too. A student in a dorm room, connecting one community at a time, and keeping at it until one day we connect the whole world.

Change starts local. Even global changes start small — with people like us. In our generation, the struggle of whether we connect more, whether we achieve our biggest opportunities, comes down to this — your ability to build communities and create a world where every single person has a sense of purpose.

Class of 2017, you are graduating into a world that needs purpose. It’s up to you to create it.

Now, you may be thinking: can I really do this?

Remember when I told you about that class I taught at the Boys and Girls Club? One day after class I was talking to them about college, and one of my top students raised his hand and said he wasn’t sure he could go because he’s undocumented. He didn’t know if they’d let him in.

Last year I took him out to breakfast for his birthday. I wanted to get him a present, so I asked him and he started talking about students he saw struggling and said “You know, I’d really just like a book on social justice.”

I was blown away. Here’s a young guy who has every reason to be cynical. He didn’t know if the country he calls home — the only one he’s known — would deny him his dream of going to college. But he wasn’t feeling sorry for himself. He wasn’t even thinking of himself. He has a greater sense of purpose, and he’s going to bring people along with him.

It says something about our current situation that I can’t even say his name because I don’t want to put him at risk. But if a high school senior who doesn’t know what the future holds can do his part to move the world forward, then we owe it to the world to do our part too.

Before you walk out those gates one last time, as we sit in front of Memorial Church, I am reminded of a prayer, Mi Shebeirach, that I say whenever I face a challenge, that I sing to my daughter thinking about her future when I tuck her into bed. It goes:

“May the source of strength, who blessed the ones before us, help us *find the courage* to make our lives a blessing.”

I hope you find the courage to make your life a blessing.

Congratulations, Class of ’17! Good luck out there.

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