グアムに思いを馳せて

taro.tsuruga@webinar-c-lab.com/ 8月 12, 2017/ 未分類/ 0 comments

はい、こんにちは。

ウェビナーCラボの鶴賀太郎です。

このブログは基本的にはウェビナーマーケティングやビジネスモデル、マインドセットの話をすることが多いのですが、今日は全然関係のない話。

 

グアムに10年間住み、お袋や大勢の友だちがまだグアムにいる僕がこの事態に何もコメントしないのもどうかと思いまして。

 

ご存知の通り北朝鮮がグアム沖にミサイルを発射すると言っています。

 

その中当のグアムは、実は警戒レベルを上げておらず、通常運転をしています。

 

僕がグアムにいた頃、ISIS の活動が世界的に活発になり、警戒レベルがOrange=Highにまで達したことがありました。

そうした警戒レベルの裏にはもちろん色々な非公開の情報もあるのでしょうが、実はその時僕はあまり心配をしていませんでした。

というのも当時のISISにグアムを攻撃する合理性がないと思ったからです。

ISISはすべてのテロをとりあえず一旦自分のところの手柄にするので、なんとも言えない部分もあるのですが、基本的にテロリストはROIをとても気にします。

 

ROI、つまり投資収益率、費用対効果です。

 

グアムは島国で、入国は空路か海路しかありません。

米軍基地もありますし、イミグレーションもアメリカ仕様なので、普段でもある程度のセキュリティーレベルはあります。

しかもグアムはイスラムの拠点からはどこもそれなりに遠い。

そして人口も対して密集しておらず、高層ビルもないので多少の爆弾テロを成功させても、世界的なインパクトを与えるような被害を出すことは難しい。

 

そう考えると、グアムにテロを仕掛ける合理性は極めて低いんです。

だから僕は対して心配していませんでした。

 

しかし今回は、警戒レベルは高くないのですがもう少し心配しています。

地元新聞(Pacific Daily News)も、グアムが名指しされていることもあり、今回は連日のようにこのミサイル問題を報道しています。

 

というのも北朝鮮にはミサイルをグアム沖に発射する合理性がかなりあるからです。

よく指摘されるように、北朝鮮の外交は基本的にアメリカしか視野に入れていません。

 

それに対し、オバマ政権は「戦略的忍耐」という名の無視を決め込んでいました。

 

北朝鮮は無視されないようにするために、アメリカ本土が射程に入った核弾道ミサイルを開発するのが一番というのが基本的な戦略です。

そのために核爆弾の開発に加え、長距離弾道ミサイルの開発、核弾頭の小型化というのが技術的課題でした。

北朝鮮はこの数年、その技術的課題を周辺国の予想を遥かに上回るペースでクリアしてきました。

 

そして今回、もしアメリカの庭先とも言えるグアムに中距離弾道ミサイルが届くとなると、それはアメリカにとっていよいよ無視できない脅威になってきていることを意味します。

ということは、そのデモンストレーションをする意味は少なくない。

 

もちろん北朝鮮は核弾頭は積まないし、グアム本土に着弾させるようなことはしません。

北朝鮮の目的はアメリカを交渉のテーブルに引っ張り出すことで、アメリカと直接ことを構える気はまったくないのですから。

 

でも実は今より追い込まれているのはアメリカなんです。

 

このままいけば、北朝鮮は早晩確実にアメリカ本土に届く大陸弾道ミサイルを開発する。

アメリカに外交ルートがないので中国頼みだけど、そのことを早々と明かしてしまった上に中国に対してトランプがヒステリーさえ起こしてしまったので、中国は問題解決をすることよりもアメリカに対するいいカードをどう利用しようかなくらいにしか思っておらず、当面真剣に北朝鮮をなだめようとはしないのです。

 

話はちょっと逸れますが、トランプみたいな直情型の人がツイッター外交したり、カメラの前で吼えたりしたらダメですよね。

DAIGOのようなメンタリストの手にかかったら、交渉の戦略が全部見透かされてしまうですから。

さすがに北朝鮮の諜報機関にもDaigoクラスの人はいるでしょう。

 

事実対北朝鮮外交では打つ手がなくなり、アメリカが追い込まれている

 

そうした中、捨て身の瀬戸際外交が信条の北朝鮮は平気でグアム沖にミサイルを打ち込んでくるでしょう。

その時、トランプが過剰反応して北朝鮮に何らかの攻撃を加えてしまう可能性が怖いんです。

 

アメリカ軍が攻撃してきたら、北朝鮮は手負いの獅子になってしまいます。

あっという間にグアム本土に着弾するミサイルを打ち込む可能性があります。

 

そうなるとやはりグアムにいる母親や友だちのことはとても心配です。

もっとも、そのシナリオの場合は同じ以上の確率で横須賀や三沢にミサイルを打ち込んでくる可能性もあるので、もはや悠長にグアムの心配だけをしている場合ではなくなりますが。

 

というわけで物騒です。

 

と、ここまでが現状認識です。

 

このような現状を認識した上で、どうすればいいのでしょうか?

 

アメリカ大統領さえ手詰まりになる中、市井の僕に素晴らしい解決の秘策があるわけはありません。

 

ただ1つだけ言えることがあります。

 

戦争はヤバイです。

 

もちろん僕は戦争を知りません。

それでも米軍基地のあるグアムに10年間も住んでいたので、一般的な同世代の日本人よりは少しだけ戦争の気配を感じたことがあると思います。

 

グアムの兵士でも、イラクに行き星条旗に包まれた棺桶で帰ってきた人たちが少なからずいました。

 

リアルです。

悲痛です。

 

ワシントンからもバクダッドからも離れたところにあるグアムでさえ、半旗が掲げられ島が哀しみに暮れることがありました。

 

もし実際にミサイルが着弾し紛争が始まったなら、そこで繰り広げられるものは哀しみとか悲痛などといった言葉では言い表せないものでしょう。

 

僕は護憲派ではありません。

 

非武装が歪みの大きすぎる日米安保とセットになっている限り、非武装という戦略は見直さざるを得ないと思っています。

 

それでも二次世界大戦以降、戦争で国内の国民や自衛隊員を失ったことのないというのは、本当に誇れることだと思っています。

国際情勢はどんどんきな臭くなってきていますが、この中でもなんとかステークホルダーが尽力し、無意味な戦火を回避できればと思っています。

 

戦争は本当にヤバイのです

 

二人の短気な指導者も含めて、世界中の人々がその気持ちを共有してくれることを心から祈ってます。

 

 

 

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