巨人軍が永久に不滅ではなかった件

taro.tsuruga@webinar-c-lab.com/ 8月 9, 2017/ ビジネスモデル, 副業, 起業/ 0 comments

はい、こんにちは。
ウェビナーCラボの鶴賀太郎です。

僕、長嶋茂雄さん大好きなんです(カープファンですけど)。

 

「来たボールをパーン!と打つ」

最高じゃないですか。

 

でも、残念ながら(?)長嶋さんが言ったみたいに巨人が不滅というわけにはいかなかったみたいですね。

 

今年の成績も悪いみたいですが、去年、今年とかそういう問題じゃなく、巨人が世の中の中心を回っていた時代はもう終わっちゃいました。

 

そう言うと若い人は「えっ、巨人が世の中の中心?」って驚かれるかも知れません。

 

そんな方のために一応簡単に説明しておくと、昔は巨人戦のナイターを中心に日本社会は回っていました。

 

家の中ではお父さんがナイターを観る権利を行使できるということが条例で定められていたこともあり、巨人戦の年間平均視聴率が25%を越えていた時代もありました。

今の感覚で言うと、理不尽に感じるかも知れませんが、お父さんがナイターを観ている間、お母さんはお父さんに気兼ねなく一息ついてガス抜きできるということもあり、ナイター中継の高い間は日本の離婚率も低かったという社会的メリットもありました。

もちろんそうしたアンシャンレジームに対する革新派もいましたが、その急先鋒であるお姉さんたちは、既得権益のように居間のテレビの前を占拠するお父さんは臍を噛みながらみつめ、為す術もないというのが常でした。

それどころかナイター中継の放送時間が9:24分まで延長されることがデフォルトになると、タイマー録画に失敗する人が続出し、しばしばドラマを見逃した女子大生たちが麹町の旧日テレ社屋を取り囲んではシュプレヒコールを上げるという事態まであったほどです。

世界にはサマータイム制度を導入する国が多い中、日本で導入されなかったのは、日本の4月から9月にはナイター時間という独特の時間制度があったからと一部の研究者は言っています。

 

事程左様に昭和の日本はプロ野球を中心に回っていたのですが、その間の絶対王者が巨人軍でした。

地元に野球のフランチャイズがある地域以外では巨人戦しか中継されないということもあり、巨人のプレゼンスは港区のスタバ並でした。

 

そういう当時の状況を思えば、長嶋さんが巨人軍は不滅と思ったのも無理なからぬことです。

 

でも昨日のブログでも書いたとおり今は価値観が多様化し、ソフトバンク、日ハム、広島カープなど他の人気球団も出てきています。

エンターテイメントもスポーツだけではなくゲーム、ネットもふくめ多様化しているので、巨人戦の平均視聴率は10%を大きく割り込んでいます。

 

そういう時代に、私たちはビジネスをどのように考えればいいのでしょうか?

 

さてここまで誇大表現満載(JARO、ごめんなさい!)で書いてきましたが、いよいよここからが本日の主題です。

 

価値観が多様化した時代のビジネス戦略です。

 

日本が高度経済成長を遂げているときから、常にビジネスの基本戦略は一緒でした。

 

それは大勢の人々が欲しがるモノ(サービス)を作り、その中でより大きなシェアの獲得を目指すというものです。

 

このモデルがなぜ成立したかと言えば、それは大勢の人が欲しがるモノ、つまり巨人・大鵬・卵焼きが存在したからです。

 

そうしたものは、社会学的に言い換えれば大きな物語ということができるのですが、こうした大きな物語の共有が終わってしまい、宮台真司のいうところの島宇宙化を迎えるわけです。

 

島宇宙とは宇宙にポツンと浮かぶ銀河のイメージなのですが、これは他の銀河とはコミュニケーションが断絶されている状態だということです。

 

おっと、話が少し難しくなってしまいました。

 

要は、誰もが「絶対にいい、素晴らしい」と思うような共通の善というものが存在しなくなってしまい、価値観が細分化してしまって、他のグループとは価値観の交流さえないということです。

 

大晦日のテレビに例えるとわかりやすいかも知れません。

 

昭和の時代はNHKの紅白歌合戦が大きな物語でした。

しかし今では、紅白を見る人もいれば、格闘技を見る人もいれば、お笑いを見る人もいます。

そして紅白を見る人と、格闘技を見る人と、お笑いを見る人では、それぞれ話が通じない、それが島宇宙化した現在の状況です。

 

さてビジネスの話に戻りましょう

 

大きな物語の時代のビジネスの究極は、スターシステムでした。

美空ひばり、石原裕次郎モデルです。

 

国民皆がひれ伏す圧倒的なスターを作り出すことがゴールです。

これに成功すると、とてつもない収益があがります。

 

ただし、そんな国民的スターは一人の資質だけでなりうるものではなく、大勢の関係者が努力をして作り上げていくものでした。

 

収益モデルとしては、資本を投下してスターを作り上げ、興行などで利益を上げるとともに、その周辺で広告を展開し、さらなる大きな経済的波及効果を作り出し、その利益を大勢の関係者で分配するという形です。

彼らは数千万人規模のマーケットに網をかけ、そこから直接的、間接的にあの手この手で収益を上げていきます。

 

それに対して島宇宙のビジネスの極北は、地下アイドルシステムです。

極端な場合は、事務所に入らず一人で活動を行います。

 

スターシステムのマーケットが数千万人をターゲットにしていたのに対し、地下アイドルシステムは1万人も相手にできたら十分です。

その1万人が自分に何らかの価値を見出し、年間1000円使ってくれたら売り上げは年間1000万円。

グッズ制作以外のコストは限りなくゼロに近くできる。

 

もちろん今でもスターシステム的なビジネスはある。

 

問題はそれが機能しにくくなってきていることなんです。

なぜなら繰り返しになりますが、大きな物語が終焉してしまったからです。

 

それに対して、地下アイドルシステムは日本が島宇宙化しているのに加え、テクノロジーの進歩によってどんどん収益化が簡単になってきているんです。

 

テクノロジーについてちょっと説明すると、たとえばアイドルなら昔はきちんとした事務所に入っていないとレコードデビューはできなかった。

でも今はパソコンさえあれば宅録で録った音源をYoutubeに上げて世界とつながることができる。

 

これアイドルの話だけじゃなく、製造業でも一緒ですよね。

 

昔はある程度の大企業じゃないと作れなかったような製品が、3Dプリンタを使ってモックアップを作って、クラウドファンディングでプレセールスをして、投資家からお金を集めれば数人のグループでもできちゃう。

 

これが今起きていることなんですね。

 

それにも関わらず多くの人の頭はまだスターシステムを追いかけちゃってる

 

というのは、そうじゃないと稼げないと思っているからなんですね。

 

でも考えてみてください。

 

たとえば年間で1億円稼ぎたいとします。

 

これ、地下アイドルシステムだと、のべ10万人の人から年間1000円もらえれば達成できちゃうんです。

まあ、ちょこちょこコストも掛かるでしょうから、余裕を持って見積もっても1200円くらいもらえればいい。

ね、できるでしょ?

 

確かに年間10万人は簡単な数字じゃないですよ。

だって1億ですもん。

 

でもこれをスターシステムで考えてください。

 

国民誰もが知っていて、コマーシャル契約があって、テレビにも出まくっている人で初めて億に届きます。

 

簡単にネットでググると、年収1億円クラスの芸能人は、ジャニーズでいうと稲垣吾郎、長瀬智也クラス。他の俳優ですと綾野剛とか阿部寛とか。

ちなみにアイドル最高峰の指原莉乃で6800万円ということです。

 

あなたがこのクラスの国民的有名芸能人になれるかといえば、これはかなり難しいですよね。

っていうか、少なくとも僕自身がそんな有名人になるのはありえないと思っています。

 

でも10万人から1200円集める、ということになると、知恵とテクノロジーを使えばなんとかなるかも知れないと思いません?

 

少なくとも僕にとっては、よっぽど可能性はあると思います。

 

ミソは、1億円稼いでも全然有名じゃない、

10万人にしか知られていない、

人口の0.1%の人しか知らない、ということです。

 

でも1億円稼いでいる。

天性の逸材だと絶賛されて超有名だけど、死ぬほど働いている指原莉乃が6800万円。

 

どちらがいいかは価値観の問題です。

 

でも単に稼ぐのが目的なら地下アイドルシステムで十分ですよね。

 

だからビジネスをやりたいなら自分の島宇宙はどこか?どうやったらその島宇宙の住人に届くかということをよく考えてビジネスをすることが大切なんです。

まあ、別にスターシステムを追いかけてもいいですけど、少なくとも年収を上げたいなら地下アイドルシステムを極めた方がリスクも少ないし、効率もいいのは間違いありません。

 

ちなみに島宇宙とか、その住人とか、そういう言葉を使うと怪しいように聞こえるかもしれないですけど、アメリカのマーケティングでも同じような概念が確立されています。

 

彼らは島宇宙のことを「Niche(ニッチ)」と呼び、その住人のことを「Tribe(種族)」って呼んでいます。

 

そして自分のNicheのTribeに届けるための最も効率のいい手段の一つとしてウェビナーを活用している人が多いんです。

 

というわけでこれからビジネスを始めようとしているあなた、あなたのNicheは何で、あなたのTribeはどういう人なのかをよく考えてみてくださいね。

 

ではまた明日!

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