マーケターが良質の芸術に触れなければいけないわけ。

taro.tsuruga@webinar-c-lab.com/ 6月 18, 2017/ Facebook, プレゼンテーション, 副業, 起業/ 0 comments

グアム時代に書いていたブログを整理していたら、
ある記事が目に止まりました。

そのブログは備忘録的なもので、
普段は100−200アクセスくらいしか
なかったのですが、
たまに書評とか映画評を書くと
気づいたら数千とか1万超えのアクセスに
なっていたりすることがありました。

そうしたポストの一つに、
映画『Kick Ass 2』の映画評がありました。

【4年前の映画に隠されていた、今日の日本的テーマとは?】

『Kick Ass』とは、いたいけな少女が
殺人マシーンとして悪者をバッタバッタ倒す
ヒーローものでした。『2』はその続編です。

まあ、内容から察する通り、
基本的にはマニア受けするカルト映画です。

でも、その映画評を久しぶりに
(4年ぶり?)に読んでみて驚いたわけです。

そこには僕が今日抱いている問題意識が
ばっちり書かれていたのです。

それは『正解のない時代をどう生きるか』
というものでした。

僕は外形的には「起業」とか「副業」を
よく謳っていますが、
別に会社員として働くことを
否定したことはありません。

むしろ日本や世界を代表する
企業で働かせてもらった経験が
今日の僕を築き上げていると
思っているので、
その凄さは分かりますし、
そうしたところで働くことによって
学ぶことが多いことを痛感しています。

それでも起業や副業を勧めるのは
どのような会社でも、
いつどうなるかわからないからです。

そしていざという時のために
会社に依存しすぎず、
いつでも自分の脚で歩めるように
すべきだという思いからです。

【アーティストが表現するものとは?】

さてここからが本題。

僕の中に
「正解のない時代をどう生きるか」
というテーゼが出てきたのは
東芝やシャープの問題に象徴される
日本企業の問題が表出したからだと
なんとなく思い込んでいました。

でもすでに4年前から、
そうした問題は現前していたのです。

しかもそれは映画というクリエイティブの中で、
アメリカの問題として描かれていたのです。

つまりその問題は、必ずしも今日的な日本の
問題であったわけではなかったのです。

日本ではこの
「正解のない時代をどう生きるか」問題は
「いつまでも企業に依存していたら危険」という
形で問題になっており、
アメリカではポストトゥルースという形で
大きな問題になっています。

つまり極言をすれば、
『Kick Ass 2』を観ていれば、
東芝やシャープの苦境を待つまでもなく、
正解のない時代の生き方をしっかり
考えて働かなくてはならない、
ということは察することができたはずなのです。

アーティストという人種が
色々と深いことを考えることはあります。
モダンアートにおいてはコンセプトは
クリティカルです。

でも彼らの最大の価値は、
考えていることではなく、
感じていることにあります。

彼らが肌で感じる時代感が、
確実に作品に現れるのです。

彼らが表現しているものは
時代や世の中の空気なのです。

だからこそ昔から、
芸術家は重宝されてきました。

「たかがカルト映画一本で大げさな」

と思う方もいるかも知れません。
でも実は逆で、カルト映画だからこそ
本質が潜んでいるのです。

毎年何千とある映画の中で
カルト映画化されるものはほんの数本です。

それらがカルト化をするのは、
そこに人々の心に訴えかける
強い何かがあるからです。

記憶に新しいところで
『桐島部活やめるってよ』を
腹落ちする人も多いかも知れません。

 

【マーケッターは何を伝えるべきか?】

ではマーケターは何を伝えるべきなのでしょうか?

マーケティングスキルやテクニックでしょうか?

もちろんそれも大切です。
でもそれらのものの殆どはググればどこかには
出てきます。

少なくともオンラインマーケティングのスキルは
英語でググればほぼ100%詳しい解説記事が出てきます。

これからAIも発達して、自動翻訳技術が高まっていく現代、
そうしたスキルを伝える意義はどんどん低下していきます。

逆により大切になってくるのは、
もっと大きな視点です。

言い換えれば、
私たちがマーケティングスキルを使って
どこに向かうべきかの指南です。

【マーケターとしてあなたは何を磨く?】

様々な理論を演繹的に積み上げていけば
未来を語ることはできるでしょう。

そしてその視点も必要です。

でもアーティストは時に
一足飛びに結論にたどり着いてしまいます。

それが映画であろうと、文学であろうと、
音楽であろうと、絵画であろうと同じです。

真に力のあるアートは僕らの心に
強く訴えかけます。

僕らマーケターはそれをきちんとキャッチして、
その最終的結論に向かって話が進むよう
帰納的に道筋をつけて、
それを必要としている方々に
届ける義務があるのです。

本当にマーケターとして活躍をしたいのなら
たまにはPCの前から離れて、
良質なアーティストの創るものを
感じとる訓練をすることが大切だということを
自覚する必要があるでしょう。

(ウェビナーCラボ 鶴賀太郎)

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